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放課後等デイサービスと医療機関の連携|主治医・療法士との関係づくり

放課後等デイサービスと医療機関(主治医・作業療法士・言語聴覚士など)が連携することで支援の質が高まります。連携の方法・情報共有のコツ・保護者の役割を解説します。

最終更新:2026年04月12

放課後等デイサービスと医療機関の連携|主治医・療法士との関係づくり

発達障がいのあるお子さまは、放課後等デイサービスと並行して医療機関でのリハビリや診察を受けているケースが多くあります。医療と福祉が連携することで、支援の一貫性と質が大きく向上します。

連携が重要な医療機関・専門職

専門職・機関

主な役割

連携の意義

小児科・発達外来の主治医

診断・服薬管理・発達評価

診断や薬の情報を支援に活かす

作業療法士(OT)

感覚統合・微細運動・日常生活動作

リハビリ内容と放デイの活動を整合させる

言語聴覚士(ST)

言語発達・コミュニケーション支援

言語訓練の内容を放デイでも継続できる

理学療法士(PT)

粗大運動・姿勢・体幹

運動面の課題を放デイの活動に反映

臨床心理士・公認心理師

心理検査・カウンセリング

検査結果を支援計画に活かす

連携の具体的な方法

1. 保護者が仲介役になる

個人情報の関係で、医療機関と放デイが直接連絡を取り合うことは難しい場合があります。保護者さまが「橋渡し役」として情報を共有するのが現実的な方法です。

  • 医療機関での指示・アドバイスを放デイに伝える
  • 放デイでの様子を診察時に医師や療法士に伝える
  • 発達検査の結果を放デイに持参して共有する

2. 情報提供書の活用

保護者さまの同意のもと、医療機関から放デイへの「情報提供書」を作成してもらう方法もあります。診察時に「放デイに情報提供書を書いてもらえますか?」と主治医に相談してみましょう。

医療的ケア児への対応

人工呼吸器・胃ろうなどの医療的ケアが必要なお子さまを受け入れている事業所(医療的ケア児対応の放課後等デイサービス)も増えています。静岡市内にも対応事業所があります。受け入れ可否については各事業所に直接確認してください。iHomeでも可能な範囲でご案内していく予定です。

医療連携加算とは

医療機関との連携を積極的に行っている事業所は「医療連携体制加算」を算定していることがあります。看護職員の配置や医療機関との連絡調整に対する加算です。見学時に「医療連携はどうしていますか?」と確認することもよいでしょう。

静岡市内で発達検査・診断を受けられる主な機関

発達障がいの診断や発達検査(WISC等)を希望している方向けに、静岡市内の主な機関を紹介します。詳細は各機関に直接ご確認ください。

  • 静岡県立こども病院(静岡市葵区長谷町):小児神経科・発達外来。発達検査・診断に対応
  • 静岡医療センター(駿東郡清水町):リハビリテーション科(OT・ST・PT)の診療あり
  • 静岡市発達障害者支援センター「きらり」(054-285-1124):診断はできないが、発達障がいに関する専門相談・機関紹介を行う
  • 地域の発達専門クリニック:静岡市内にも発達相談・発達検査に対応するクリニックが増えています。かかりつけの小児科医に紹介を求めるのが一番スムーズです

「発達検査の結果」を放デイで活用するために

WISC・KABC-II・新版K式などの発達検査を受けた場合、その結果をiHomeに持参いただくことで、より精度の高い支援計画が立てられます。

  • 「言語理解」が高く「処理速度」が低い→言葉での説明は得意だが、素早く書く作業が苦手。板書や時間制限のある課題に配慮が必要
  • 「ワーキングメモリ」が低い→一度に多くの指示を覚えるのが難しい。短い指示を一つずつ視覚的に提示する
  • 各指標間のバラつきが大きい→得意・苦手の差が大きい。得意を活かした支援アプローチが有効

「検査結果を受け取ったが、見方がわからない」という保護者さまは、iHomeにご持参ください。一緒に読み解きながら支援への活かし方を考えます。

まとめ

放課後等デイサービスと医療機関の連携は、お子さまの支援の質を大きく高めます。保護者さまが仲介役として情報を共有することで、医療と福祉が一体となった包括的な支援が実現します。静岡市内の専門機関についてわからないことがあれば、iHomeへお気軽にご相談ください。

診察時に医師・療法士に伝えると支援が深まる情報

医療機関の診察・リハビリの時間は短く、限られています。限られた時間を有効活用するために、放デイの情報を事前にまとめて持参することをおすすめします。

  • 放デイでの気になる行動・変化:「最近、特定の音に対して以前より過敏になってきた」「グループ活動での癇癪が増えた」など具体的なエピソードを箇条書きにして持参する。
  • 現在の支援目標と取り組み内容:「放デイでは現在こういう目標でこういう支援をしています」という情報が医師・療法士の治療計画の参考になります。
  • 薬の効き方に関する放デイからの観察:服薬しているお子さまの場合、薬が効いている時間帯・効きが切れたと感じる時間帯などを放デイスタッフが観察した内容を伝えると、処方の調整に役立ちます。

リハビリと放デイを組み合わせた週間スケジュール例

医療機関でのリハビリと放デイを並行して利用するご家庭の1週間の例です。

曜日

午前・日中

放課後・夕方

月曜

学校

iHome(SST・学習支援)

火曜

学校

作業療法(病院リハビリ)

水曜

学校

iHome(生活スキル・運動)

木曜

学校

言語聴覚療法(病院リハビリ)

金曜

学校

iHome(余暇・自由活動)

リハビリは医療保険または自費での利用となる場合が多く、放デイとは費用の仕組みが異なります。両方のスケジュールを無理なく組むために、放デイの曜日選択を柔軟に調整することが大切です。iHomeでは曜日の調整についてご相談に応じています。

「主治医から放デイの状況を聞きたい」と言われた場合

主治医から「放デイの状況を知りたいので情報提供してもらえますか」と言われた場合、保護者さまを通じてiHomeに依頼することができます。iHomeでは保護者さまの同意のもとで、主治医向けの情報提供書(サマリー)を作成することが可能です。

  • 放デイでの日常の様子・活動への参加状況
  • 感情・行動面で観察されている特徴
  • 現在の支援目標と達成状況
  • 保護者から報告された家庭での状況

「情報提供書を書いてほしい」とiHomeにご相談いただければ、必要な情報をまとめた文書を作成します。主治医との連携に役立ててください。

静岡市内で専門的リハビリを受けるための流れ

「作業療法や言語療法を受けたいが、どうすれば良いかわからない」という保護者さまのために、利用開始までの流れをまとめます。

  1. かかりつけ小児科医または発達外来に相談:「OT(作業療法)やST(言語聴覚療法)を受けたい」と伝えると、必要に応じて専門機関への紹介状を書いてもらえます。
  2. リハビリ科のある病院・クリニックを受診:静岡県立こども病院・静岡医療センターなどが代表的な対応機関です。
  3. 評価・訓練計画の作成:初回は専門職による評価が行われ、訓練の方針が決まります。
  4. 放デイとの連携:定期的な訓練と並行して、放デイでもリハビリの成果を活かした活動を取り入れます。

放デイと医療機関が連携することで、リハビリで学んだことが日常生活でも自然に使えるようになります。iHomeでは医療機関との連携を大切にしており、保護者さまが情報を共有しやすい環境を整えています。まずはご相談ください。

「発達検査を受けた方が良い?」と悩んでいる方へ

発達検査(WISC・新版K式など)を受けるかどうか迷っている保護者さまへ、現場からのアドバイスをお伝えします。

  • 検査の目的は「ラベリング」ではない:検査の目的は診断名をつけることではなく、「お子さまの得意・苦手のパターンを把握して支援に活かす」ことです
  • 検査は強制ではない:検査を受けるかどうかは保護者さまの選択です。「受けたくない」という判断も尊重されます
  • 検査結果は支援の宝地図:「ワーキングメモリが低い→指示は短く視覚的に」「言語理解が高い→説明でよく理解できる」など、具体的な支援アプローチが明確になります

「発達検査を受けるべきか」「どこで受けられるか」についての疑問は、iHomeでもご相談をお受けしていく予定です。地域の専門機関への案内もいたします。

iHome
監修

iHome 児童発達支援管理責任者(支援経験9年)

放課後等デイサービスの現場で9年間、お子さまの支援に携わってきました。この記事は、現場での実体験と最新の制度情報に基づいて内容を監修しています。

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